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今日のべんべん

ゴミ屋敷の“生き物”処理 – 便利屋のリアル奮闘記
ある日、便利屋の電話が鳴った。
相手は若い女性。声は少し震えている。
「家に…ミドリ色の虫が落ちているんです! それを取り除いてほしくて…」
緊急案件の匂いがした。
害虫駆除の仕事はそこそこ経験がある。だが、虫の種類によっては特殊な対応が必要になる。
「ミドリ色の虫ですね?」
「はい…結構大きくて…怖くて近づけません…」
なるほど、これはおそらく バッタ か カメムシ か 毛虫系 か。
あるいは、もっとやばい 外国産の昆虫 が入り込んだのかもしれない。
「ただ、念のため確認ですが、それが“虫”じゃなかったとしても、出張費と作業費の最低料金は発生しますが大丈夫ですか?」
慎重に聞いたが、彼女は 「大丈夫です!」 と即答した。
ここまで切羽詰まっているなら、余計な詮索は不要だ。
いざ現場へ突入!
現場に到着すると、ワンルームのアパートのドアが少しだけ開いていた。
顔をのぞかせたのは、電話で話したであろう若い女性。
不安そうにこちらを見つめている。
「…入ってもいいですか?」
「あ、はい!でも、あの…気をつけてくださいね…」
警戒しながら部屋に入ると、指差された場所に 件の“ミドリの生き物” が落ちていた。
ミドリの正体
…なるほど。
これは確かに ミドリ色 だ。
だが 動かない。
「これは……」
私は慎重に近づき、目を凝らして観察した。
触る前に、まずは害がないか確認するのがプロの基本である。
数秒の沈黙の後、私は確信した。
「……これ、大根の葉っぱですね」
依頼主の反応
一瞬、部屋に沈黙が訪れた。
若い女性は、恐る恐るその “ミドリの生き物” を見つめた。
「えっ…葉っぱ…?」
「はい、大根の葉っぱか、キャベツの切れ端ですね」
しばらくの間、女性はポカンとした顔をしていたが、次第にホッとした表情に変わった。
「よかったぁぁぁあああ!!! 怖かったんです、本当に!」
ほっと胸をなでおろす彼女。
どうやら 大の虫嫌い だったらしく、部屋でミドリ色の何かを発見した瞬間、虫だと決めつけてしまったようだ。
私としては、駆除どころか 野菜の切れ端の確認作業 をしただけだったが、依頼主の 安堵感 を見ると、意外にも 達成感 が湧いてきた。
「じゃあ、この葉っぱ、処理しておきますね」
「ありがとうございます!! 本当に助かりました…!」
ゴミ袋に入れ、丁寧に処理。
たかが葉っぱ、されど葉っぱ。
彼女にとっては 恐怖の対象 だったのだから、立派な「駆除案件」といえるだろう。
便利屋とは、安心を売る仕事である
「便利屋って、虫の駆除もするんですね?」
帰り際にそう聞かれた。
「まぁ、いろんなことやりますからね」
「ちなみに、今までで一番怖かった虫ってなんですか?」
「今日ですね」
「えっ!?」
「大根の葉っぱが相手でしたが、依頼主の顔が真剣すぎて、下手な怪獣より怖かったですよ」
「もぉぉ~!」
大笑いしながら彼女は見送ってくれた。
この仕事、時には 虫よりも、人間の思い込みのほうが厄介 だ。
だが、恐怖を安心に変えられたなら、それこそ便利屋冥利に尽きる。
そして今日もまた、どこかの誰かが “ミドリの生き物” に怯えているかもしれない…。
